京都のシロアリ駆除|ヤマト産業
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シロアリとアリの違いをみる
  春から夏へと少しずつ気温が上がるにつれて、生き物たちは動き出します。この頃、成虫になったシロアリや普通のアリも、羽アリの姿で私たちの前にも現われ始めます。
シロアリやアリは、卵を産む女王や、食糧を調達する働きアリ、外敵から守る兵隊アリなどの階級をなして集団で生活しているので、社会性昆虫とよばれています。しかし、両者は全く異なる種で、昆虫学の分類からみるとシロアリはシロアリ目に属し、アリはハチ目に属します。シロアリは約3億年前の石炭紀にゴキブリの祖先から分かれて進化し、アリはその後にスズメバチから進化したといわれています。
 彼らの成虫に至るまでの発育の変化を比べてみます。シロアリは、卵→幼虫→成虫という蛹の時期がない不完全変態で、幼虫と成虫の姿は似ています。一方のアリは卵→幼虫→蛹→成虫という各段階を経る完全変態です。両者とも成虫になると、これまで育ってきた巣から一斉に飛び立ち、つがいとなって新しい巣を作るのです。
 羽アリを手掛かりに、シロアリとアリを見分けることができます。シロアリは羽の大きさが4枚とも同じですが、アリは前の羽が後ろのものより大きくなっています。シロアリの触角はまっすぐ数珠状、アリはL字状をしています。腹部が寸動なのがシロアリ、くびれているのがアリです。
 羽アリの発生は、ヤマトシロアリが4月から5月頃の昼間、イエシロアリが6月から7月頃の夕方から夜、アリが5月から9月頃となります。シロアリは家屋に被害をもたらすので、この時季には、家屋の周辺や近所に注意してください。もしシロアリの羽アリを見かけたら、付近に発達したシロアリの巣が生息しているということになります。
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シロアリ防除剤の変遷(7)
 厚生労働省所管の法律に「毒物及び劇物取締法」があります。
この法律は毒物及び劇物について、保健衛生上の見地から必要な取締りを行うことを目的として制定されました。
 毒物・劇物の判定は、物質を投与してから数日以内に現れる毒性(急性毒性)の基準値によります。判定に際しては、動物やヒトへの影響に関する知見に基づいて、当該物質の性質、化学製品としての特質等を勘案して行われます。物質が接触する口や皮膚などの経路(暴露経路)の急性毒性情報を評価し、どれか一つの暴露経路でも毒物と判定される場合には毒物に、一つも毒物と判定される暴露経路がなく、どれか一つの暴露経路で劇物と判定される場合には劇物となります。
 毒物劇物に該当しない物質は一般的に「普通物」の呼称を用いていますが、当該物質に毒性がないという印象を与え、安全だと誤解を生じる恐れがあることから、白蟻防除薬剤を製造・販売する会社で組織する日本木材保存剤工業会では、なるべく「普通物」の呼称を用いないようにし、用いる場合は注釈(「毒物劇物に該当しないものを指していう通称」など)を付すことを決議しました。近年、白蟻防除剤は「人と環境に優しい」を謳い文句にしていますが、「安全で安心の白蟻防除」は「薬剤に対する十分な説明と理解」から始まります。

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シロアリ防除剤の変遷(5)

白蟻防除剤に使用する化学物質は、天然物やその抽出物を除き「化学物質の審査および製造等の規制に関する法律(化審法)」で審査を受けています。
化審法は、化学物質による環境を経由した人の健康被害を防止するという観点から、化学物質の製造、輸入に開始前に安全性の審査を行い、難分解性、蓄積性及び慢性毒性を有する化学物質については、製造、輸入、使用等の規制を目的として昭和48年に制定されました。平成15年の改正では、人だけでなく、動植物に対する悪影響を防止するための規制措置が導入されました。また、同法が定める第二種特定化学物質、第二種監視化学物質及び第三種化学物質については、難分解性を有する化学物質が対象になっていましたが、平成21年の改正ではこれに良分解物質も新たに対象になり、ハザード評価制度からリスク評価制度が導入されました。

ハザード評価とリスク評価を「ライオン」と「タバコ」を例として説明します。
ライオンは獰猛なので人に対して危険です。これはハザード評価です、檻に入っているライオンは人が檻に近付いたり、檻に入らなければ危険はありません。これがリスクの評価です。タバコは人の健康に悪い影響を与える。これはハザードの評価です。タバコを食べたり、火を点けて吸わなければ人に害はありません。これがリスク評価です。
白蟻防除剤は直接人体に使用されることはありませんが、生活環境で使用されますので、人だけではなく、動植物、環境に対してもリスク評価で安全性が確保されています。



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シロアリ防除剤の変遷(4)
今回は「剤型の変遷」について説明します。

シロアリ防除剤は床組みなどの木材部に処理する「木部処理剤」と床下の土壌に処理する「土壌処理剤」に大別できます。

木部処理剤はシロアリに対して効果のある「防蟻効力成分」と腐れに対して効果のある「防腐効力成分」を含み、
土壌処理剤はシロアリに対して効果のある「防蟻効力成分」を含有しています。

木部処理剤の剤型は油剤タイプが主流でしたが、近年は水で希釈して使用する乳剤タイプに替わりつつあります。

この理由は有機溶剤臭の低減化、石油系溶剤の価格高騰対策等が考えられます。

土壌処理剤は無機化合物系の防蟻効力成分が主流の頃は粉剤タイプ、有機化合物系の防蟻効力成分が主流になると液材タイプに替わりました。

液材の剤型は当初、乳剤だけでしたが近年は「マイクロカプセル製剤」、「フロアブル製剤」、「マイクロエマルジョン製剤」、「サスポエマルジョン製剤」などの剤型が上市されています。

マイクロカプセル製剤は、効力成分を合成樹脂の極薄い膜で包んだ微細な粒子に分散剤などを加えて製剤したもので、カプセル化により効力成分を外部環境から保護することができるため、残効性(効力持続性)の向上、
毒性の低減化を可能にしました。

フロアブル製剤は個体の効力成分を微粉末にし、界面活性剤、分散剤などを加えて製剤したもので、散布したときの薬剤粒径が大きく、散布した後は早く薬剤が落下するので、飛散防止や気中濃度の低下に役立っています。

両剤型とも水で希釈して使用しますが、原液(希釈前の薬液)は消防法の危険物に該当しませんので、保管に便利です。

マイクロエマルジョン製剤は水に溶けない効力成分を界面活性剤で水に可溶化させた製剤で、水で希釈した約液は透明です。

サスポエマルジョン製剤はフロアブル製剤とマイクロエマルジョン製剤を組み合わせた製剤です。

両剤とも揮発性有機化合物(VOC)を低減化しています。

「安全で安心の白蟻防除」は、薬剤の剤型にも配慮しています。


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シロアリ防除剤の誤った知識

 近年、シロアリ防除剤は「人と環境に優しい」を謳い文句にしないと、世間から受け入れ難くなっています。
薬剤に関係して「臭いがするけど大丈夫ですか?」「天然ものの薬剤はありませんか」との問い合わせが多くあります。
「臭いが強いから危険、臭いがないから安全」と思われる方が居ますがこれは誤りです。
シロアリ防除剤の「臭い」は低臭化の傾向にありますが、臭気の強弱は毒性に比例しません。

誤飲防止の為に「色」や「臭い」を添加する場合があります。
「天然物から抽出・濃縮している薬剤なので安全」と説明する白蟻防除業者もいますが、
天然物は産地、収穫時期が異なれば抽出成分の組成、濃度も異なるので、
抽出物の品質を一定に維持するのは困難です。

また自然界に存在する種々の発がん物質も同時に濃縮するので必ずしも安全とは言えません。
「安全で安心の白蟻防除」は「十分な説明と理解」から始まります。

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